【自宅でチェック!】猫の乳腺癌~3cmでOUT⁉~
どうもちゃそ (@chaso_vet)です
いろんなセミナーを受けたり、資格の試験を受けたりで
なかなか忙しい毎日で、長らく更新していませんでした…
またいろんなネタを仕入れたのでまとめてぼちぼちまとめていきます!
今日は【猫の乳腺癌】について😺
乳腺癌とはなんぞや?
乳腺は犬で5対、猫で4対あり、左右の乳頭に沿って存在する乳汁を分泌する組織で
それが腫瘍化することでおこるのが乳腺癌です
性ホルモンとの関連が示唆されていて、犬では悪性良性が半々ですが
猫では9割以上が悪性です!!🙀🙀🙀
そして3cm以上の腫瘍でリンパ節転移がほとんどの症例であるらしい🙀🙀🙀
また少し詳しいことですが腫瘍の大きさと腫瘍のグレード(どれだけ悪いか)は別物です
小さいからといって進行していないとは言い切れないということです
*グレード1 0.6-2.8㎝ 死亡率0%
*グレード2 0.5-5.5㎝ 死亡率30-42%
*グレード3 0.3-7.0㎝ 死亡率90-100%
どんな治療をするの?
基本的には外科手術が基本です
とくに転移の可能性のある他の乳腺や付近にあるリンパ節とともに乳腺をとってしまう
乳腺片側切除術や乳腺両側切除術(すべてとってしまう)をすることが多いです
*ただし両側切除は体への負担や合併症の頻度が大きいようです
転移も多いので手術後も抗がん剤や分子標的薬を使用することが多いです
悪性OR良性の判定は取った腫瘍を検査センターに出すことでわかります
※年齢や基礎疾患によっては手術できないこともあるかも
麻酔や手術の体への負担 と 癌の進行度合い等 を考えてどっちが良いのか
獣医さんと相談しましょう🤝
乳腺癌になる前におうちでできること
- 避妊手術
- お腹を毎日ナデナデ🥰
早めの避妊手術、とくに6か月齢以前の避妊は
乳腺腫瘍の発生率を約90%低下させることができます!
1年未満だと85%程度
2年未満だと10%程度の低下になります
早いほうがいいですね!
*ただし大型の猫ちゃんは性成熟が遅めなのでこのデータよりは遅めかも
そしてそして毎日のお腹ナデナデ
スキンシップをとりつつ、なにかしこりが触れないかチェック!!
猫ちゃんが嫌にならない程度にさわさわしてあげてください!
小さいうちに適切に治療すれば長期生存も見込まれます
気になったら病院へGO!
なにもなかったらなにもなかったでよいのです🙏
(また、わたしの提示した方法がすべてではないです
かかりつけの獣医さんとよく相談し、またご自身でも調べてみてね)
参考文献:小林哲也先生講義資料
オーナー様向けHP もっと詳しく知りたい方はCHECK!!
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